爆走デコトラ伝説〜男一匹夢街道〜
(C) HUMAN 1998.
テキスト作成日:1998年6月28日
メーカー 発売日 対応機種
HUMAN 1998年6月25日 プレイステーション
現時点での評価
シナリオ 操作性 グラフィック サウンド 総合
ゲームの概要
プレイヤーはトラック野郎(笑)となって、全国各地に散らばる強者とレースで勝負するのが主なゲーム内容だ。
ゲームモードは4つある。
「全国制覇」 日本一のトラッカーを目指すモード。
レースの報酬(?)でマイトラックを自分好みの、よりゴージャスな装飾にしていくのが楽しい。
一応クリア済み(スタッフロールを見た)。
ただし、ラスボス(?)を倒した後も2周目があるようだ。
「頂上戦争」 タイムアタックモード。未プレイ。
「男の華道」 3つの物語が楽しめるストーリーモード。
3つ目は「全国制覇」モードをクリアした後にプレイできるようになり、日本一のトラッカーとなったプレイヤーのその後を描いたストーリーだ。
全てクリア済み。
「頭脳対決」 トラックの性格を設定し、コンピュータや友達と対戦するモード。未プレイ。
シナリオ
ストーリーモードである「男の華道」。
ある意味、この「デコトラ伝説」で一番期待していたモードだったのだが、感想としてはイマイチだと言わざるをえないだろう。
トラック野郎たちの熱い友情や人情物語とは程遠い、なんだかナンパなストーリーだったからだ。
それに、ストーリーが3つあるといっても拍子抜けするほどにボリュームが薄いのも残念で、後から取って付けたような印象だけが残る。正直言ってがっかりだ。
操作性&システム
レースシーンでは、プレイヤーは車線を変更するだけでよく、とっつきはいい。
かといって単調なゲームかといわれれば決してそうではなく、3車線を(2車線の場合もある)うまく使ってライバルトラックや一般車両をかわすのが結構おもしろい。
難度が「ふつう」だと、後半は結構辛かったし。
ただ、ロード時間の長さが少し気になるなぁ(我慢できないほどではないが)。
グラフィック
日本各地の高速道路(だと思う)から見える景色はかなり綺麗だ。
結構スピード感もあり、デュアルショック対応で振動もするので、臨場感は高いと思う。
また「男の華道」モードの劇画っぽいキャラクターグラフィックは、いかにもといった感じで味がある(笑)。
サウンド
レース中に流れるのは全曲演歌なのだが、これがトラック野郎のBGMとしてはぴったりで、実に素晴らしい出来だ(笑)。
まぁ、レース向けなノリのいい曲を用意したのだとは思うが、格好いいといえる曲が多く、すっかり気に入ってしまった。
是非ともサントラCDを出してもらいたいところだ(爆)。
なお、演歌はエンディング曲を含めて9曲収録されている。
で、ちなみに俺のお気に入りは、安藤 ひろ子さんの歌う「お七」だ(笑)。
それにしても演歌歌手の方たちは、ホントに歌がうまいなぁ。
総合
一言でいうと「バカゲー」なのだろうが(爆)、このゲームならではの楽しさもあり、雑誌などで興味を持たれた方には充分お勧めできる1本だ。
あとは上にも書いたようにストーリーモードには不満があるので、続編に期待といったところか。

ページ作成:蒼月 白羽