Ys IV MASK OF THE SUN
(C) NIHON FALCOM / (C) TONKINHOUSE
最終更新日:1998年6月1日
メーカー 発売日 対応機種
トンキンハウス 1993年11月19日 スーパーファミコン
イントロダクション
つい最近まで、俺にとっての「イース」は「3」で終わっていた。

だから、93年に当時の主力コンシューマゲーム機で「イース4」が発売されると聞いたときも、あまり興味を引かれなかった。
「なんでコンシューマかなぁ。イースはパソゲーじゃなかったのか?」くらいにしか思ってなかったのだ。
それなのに、先日、PCエンジン版の「イース4」を求めて大阪日本橋のゲームショップをうろついたというのだから我ながら笑えてくる。
結局、PCエンジン版を発見することはできず、かろうじて一本だけ置いてあったスーパーファミコン版(中古)を購入したのだった。

で、スーパーファミコン版をプレイしてみての感想だが、思ったよりはいい出来だった。
「イース」の魅力として一番最初に挙げられるのはその秀逸なBGMだと思うのだが、この「4」もかなりいい感じである。
フィールド上で流れる曲(そのままズバリ「フィールド」というタイトルらしい)は、「イース1」の「FIRST STEP TOWARDS WARS」を彷彿させる、実にノリのいい曲なのだ。
全体的に格好いい曲ぞろいで、これぞ「イース」シリーズといってよく、はっきりいって掘り出しものだといえよう(^_^)

アクションに関しても同様で、最初はプレイヤーの移動速度が速くて戸惑ったが、慣れてくると実にテンポがよい。
途中で何箇所か詰まった以外はサクサク進めることができたし、総合的に楽しくプレイできたと思う。
現時点での評価
シナリオ 操作性 グラフィック サウンド 総合
シナリオ
特に素晴らしいというわけではないが、物語のキィとなるキャラクターたち(リーザやエルディール)のエピソードはPCエンジン版より丁寧に描けていたと思う。
それだけに、エンディングでの「カーナ。もう、いいじゃないか。彼は、それ以上につらかったんだ・・・。」というアドルの台詞が印象的だ。
操作性&システム
とにかくテンポ良くプレイできた。
アクションゲームとしては、ヌルめの難易度。
グラフィック
まぁ、こんなものでしょう。
サウンド
BGMが素晴らしい。
曲を聴くためだけに買ってもいいと思う。
総合
掘り出しものの一本。
過剰に期待しなければ、満足のいく出来だといえる。

ページ作成:蒼月 白羽